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米国在住のバイオ系エンジニアです。


by biotech_boston2
バイオ業界の皆さん、ヨーロッパからこんにちは。今、仕事でプラハ(Czech repub.)に来ています。

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3ヶ月以上更新してなかったので、自分のIDとパスさえ忘れてしまっていました。
もはや誰もこのブログを見てる人はいないと思いますが、(いますか?)ブログは更新しなくなると殊更しなくなるものですね。

さて、オランダのアムステルダムで飛行機を乗り換えましたが、日本のパスポートを見るとみんな日本語で話しかけてきてくれました。
ボストン空港では、チェックインのときに5つか6つの文章、例えば預け荷物はいくつですか?
とか、目的地はどこですか?というのを日本語でどういうのか教えてと聞かれました。
知り合いからいくつか例文を教えてもらっていたらしいので、ほとんど合ってましたが。

しかし、「コンヤ、ヒマ?」というのもなにかに使えるの?と聞かれたので、それはスラングだから空港ではふさわしくないっす。と答えておきました。
皆さん、海外で変な日本語を吹き込まないようにしましょう。

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宿泊してるホテル。なかなか良い感じです。
では、仕事に行ってきます。
# by biotech_boston2 | 2008-11-11 00:41 | 旅行
バイオ業界の皆さんこんにちは。
ブログを随分サボってしまいました。今日はバイオの話題から反れます。
週末を利用して、ボストン交響楽団を聴きにTanglewoodへ行ってきました。

プログラムはチャイコフスキーバイオリン協奏曲とコープランド交響曲3番。
事前に図書館でコープランドのCDを借りて10回ぐらい聞いたけど、映画音楽のようでどうもなじめなかったので、当日は聴かずに帰りました。

さて、バイオリン協奏曲は日本の宝「MIDORI」さんの登場です。
体つきが華奢ですが大げさなぐらいに体全体で演奏している感じでした。音が外れたところが2、3箇所ありましたが、第一楽章終了時に早くも大喝采。
第二と第三楽章の間は切れ目がほとんどないので拍手のスキがありませんでしたが最後もスタンディングで喝采を受けてました。
第一楽章が特に、いい演奏だったと思います。演奏会開始前の夕立のせいで、開場は湿気があり、たまに冷風が頬をなぞります。そのためか音の伝わりが少し悪かったような気がします。芝生席ではほとんど生の音は聞き取れなかったかもしれません。

隣の壮年ご夫婦は年に一回はバークシャーに滞在してこうして音楽会を聞きにくるとのこと。金曜土曜日曜と3日連続でチケットを取ったといっていました。
彼らは、前日演奏されたマーラーを絶賛していました。反対の隣の人が風邪をひいているのかたまに咳がでて少し気になりました。
結局、片道2.5時間、演奏1.5時間、帰り2.5時間で、ボストンからは約7時間半の小旅行でした。
# by biotech_boston2 | 2008-07-21 18:02 | 旅行
バイオ業界の皆さん、こんにちは。

ボストン地区、とくにケンブリッジ市は多くのバイオテク企業を擁するバイオクラスターとして機能しています。近年、家賃の高騰により、より広いスペースを求めて郊外へ引っ越す企業が相次いでいるという話です。

MIT(マサチューセッツ工科大学)が規模拡張のため、学生寮などを拡張していることもオフィス需要逼迫に拍車をかけているようです。しかし一方で、記事にもあるようにケンブリッジにあることが先端バイオテクの証、というステレオタイプもまだ存在することは確かです。

また、郊外へ引っ越すと、従業員がそれを嫌がってごっそり離職してしまうという話も聞いたことがあります。東京で言えば、港区から新百合ヶ丘に引っ越すイメージでしょうか。
私はとくにボストン中心部にこだわっていないので、どんどん郊外へ出て行ってもいいと思っています。
# by biotech_boston2 | 2008-03-06 17:57 | 米国バイオ業界
バイオ業界の皆様、こんにちは。

キャリアに関して、普段感じていることを書きたいと思います。

まずは、この動画(数十秒)をごらんください。

これは2002年サッカーワールドカップ本選 日本対ベルギーの得点シーンです。鈴木選手が貴重な初得点を日本にもたらしたのでご記憶の方も多いかもしれません。鈴木選手はこの得点により、自らの存在を世界にアピールすることに成功、翌年ヨーロッパのチームから声がかかることになります。

はっきり言って、エレガントなゴールではなく、とにかく執念で押し込んだ、というかとりあえず足に当てとけばもしかしたらという感じの得点ですね。「そこにいたら僕でもとれたよ」というサッカー少年がいてもおかしくありません。

(なお鈴木選手に関してはいろいろ伝説があるらしくここ
ここで詳しく解説されてます)

さて、職場においては、魅力的な仕事、皆が取り組みたいと思う課題は、その分野に精通したと周りから認められているかどうかという尺度で(あるいは日本の企業では年功序列でも)割り振られます。そして精通の度合いは経験があるかどうかに左右されます。つまり要約すると、

経験する→精通する→任命される→経験する 

という循環ができあがります。個人のキャリアとしては、この循環に入れるかどうかが重要です。
位置取りを重視したいと考えたのは、「任命される」状況を作りやすくすることにつながるからです。司令塔の中田からボールのもらいやすいところに走る、中盤の小野からパスのもらいやすい位置、得点に結びつきやすい位置を目指して自分が飛び出していくことが、身体能力を鍛えたり、キック力を増強するのと同様に意識されるべきです。

職場に置き換えると、一番アサインされやすい場所に自らの身を移すことです。その場所にいることです。もし年功序列でそれが5年-10年待ちを強いられることがわかっているのなら、転職も視野に入れるのが当然でしょう。

過激な評論でおなじみ、分裂勘違い氏のブログの中でも「近道を探す努力」という内容のことを論じていますがこれも、自分がどこにいるかを常に意識せよというメッセージと受け取りました。

もちろん任命されたからには、ベストを尽くしてこの循環は途切れないよう努力しなければなりません。もっとも成功したか、失敗したかは、人によって評価がかなり分かれるので気にしなくていいのかもしれません。むしろ、自分がその経験から、どれだけ学んだかにフォーカスしていいと思います。それに関してはまた後日機会をみて議論したいと思っています。
# by biotech_boston2 | 2008-02-11 13:21 | 米国バイオ業界
バイオ業界の皆様、こんにちは。

今日はスキル編です。

1. 分散型知的資本への対応力
外部資源の活用に伴って、分散型モデルにシフトする。CRO、契約個人、大学や外国の研究機関など。

2. 合弁会社、部署横断的プロジェクトでの遂行力
1とも関連するが、コラボレーションや部署横断的なプロジェクト増加で他業種、外国の言語を含めた理解が必要となる。

3. 知的財産、科学、ビジネス戦略に対する統合的理解力
知的財産の重要性が高まる。

4. 創造性促進力
日常の業務のなかでも創造性をいかに鼓舞するか、バランスが大切。

5. 供給者論理からの脱却への状況把握力
消費者(患者)がバーゲニングポジションに。

6. 規制当局の役割と意思決定への知識力
レギュラトリーサイエンスの重要性増大。承認をいかにスムーズに取得するか。

7. 人材発掘力
上記のスキルを備えた人材をいかに獲得するか。

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ということですが、いかがでしたでしょうか。
スキルに関して言えば、3のIP/Science/business三拍子そろった人なんてめったにいないのではという気もしますが、それ以外は日常の職場でも感じることがあります。

さらに詳しくは原文をどうぞ。私の間違っているところがあったらご指摘ください。この記事は米国製薬業界についてかかれたものですが、日本でも同様のトレンドがあるのではないでしょうか。
# by biotech_boston2 | 2008-02-08 14:08 | 米国バイオ業界